子どもの困った行動を客観的に見れていますか?

こんにちは。きっずびーです♡

子どもって「えっ何で!?」「えっどうして!?」の行動の繰り返しですよね💦

そのたびに「もぉ、何でこのタイミングでぐずるの」「何で帰るときになってから遊びだすの」

と、ママからするとやれやれ困ったの連続です。

でも「何で」「どうして」「困った」をどんなにつぶやいても解決には繋がりません。

そこで今回は

ABA応用行動分析学の分析の基本の”き”

お子さんの困った行動を言語化してみる!をお伝えいたします。

困った行動を言葉にするって意外と難しいものです。「うちの子○○しないんです」このような否定な言葉は

行動ではなく思考なのでABAでは分析ができないんです。

そこで、お子さんの困った行動を分析できるように言葉を変えなければいけません。そこで・・・

【死人テスト】の登場です。

言葉だけのイメージだとちょっと怖いですよね。全く怖くないので安心してください。

上記のイラストを例にしてみると

❶「寝ている」

❷「本の上に移動して寝ている」

❶の方は「死人にもできること」一方❷は動詞が入るので「死人にはできないこと」です

 

ABAでは「していない」などの否定な言葉も行動として扱っていません。

「帰らない」「靴を履かない」「食べない」このような言葉は確かにママからすると本当に困ったことです。

でもこれでは客観的に子どもの行動を分析できないんです。

ではどうする?それは

観測・測定できるように変える

 

「帰らない」を観測、測定できるように変えていきます。コツは事実を客観的に言葉にする。電話で相手に伝えるように!

マラソンの実況中継のようにです!

例)

太郎君は公園の砂場でシャベルと手を使い山を作っていました。両手で山を固めると穴を掘り始めました。1分位すると反対側にいた子も穴を掘り始めました。二人は顔を見合わると笑い合いました。ふと時間を見るとお兄ちゃんが学校から帰ってくる時間だったので、「もう帰るよ」と太郎君に声を掛けましたが、返事がありませんでした。お母さんはあと5分で帰らないとお兄ちゃんがお家に入れなくて困るのと伝えしたが太郎君は無視をして穴を掘り続けました。

上記のように観測ができ1分5分など測定ができるように言葉を変えると「行動」として分析ができるようになります。

まとめ

・お子さんの困った行動を言葉にするとき「死人テスト」をしてみる

・「死人テスト」は○○ない・○○しないなどの否定文は行動とはしていません。

・その行動は「観測可能ですか」

・その行動は「測定可能ですか」

上記がクリアすれば行動です!

地球上の動物の行動は大きく分けて2つなんです。獲得するための行動か。逃げるための行動か。

そしてさらに昨日は4つ・獲得・逃避・注目・自己刺激

この行動と機能を分析します。

それはまた次回に!